よく映画や本で〈人は死んだら星になる〉
という言葉を耳にしますね。
そのたびに私は違和感を感じていました。
なぜ星なのでしょうか。
星が美しく、恒久的だから?
相手を慰め、闇夜に輝く星を見るたびに
見守ってくれているという安心感があるから?
それが思想だとすると人それぞれ。
ただ私には、地上にいる遺された人間主体の
考え方であるような気がしてなりません。
恒星だけでなく、衛星だって、
小惑星だって、地球からは星に見えます。
宇宙の広さを考えたなら、星になって未来永劫、
宇宙空間を漂うことの方がとても寂しくて
残酷なことのように感じてしまうのです。
本当の星になってしまった犬もいます。
チンパンジーのハムは地球に帰ってこれたけれど、
ライカは軌道衛星に乗せられたまま死んでいった。
違いますね。
死ぬことを前提で人間は乗せました。
科学のため、つまりは自分たちのため、
そんなことはわかっています。
ただ、どうしようもなく切ない気持ちになる。
死んでいった人に「星になって輝いて見守って」
とは、どうしても私は言えないようです。
だから、夏の夜空を見上げてこう言います。
「私の心の中で生きていて」と。
友達の命日です。私の心の宇宙も広く美しくありますように。
良かったら応援お願いします。che-bi wrote*
ライカ犬クドリャフカのお話は、ほんと切ないですよね。
返信削除悲しいとか、かわいそうとかでなく、切ない。
サジは、「死」は誰の記憶からも消えてしまったときに訪れるんじゃないかな、と思います。
だから、いなくなってしまった人の思い出はことさら大切にしていきたいです。
ご友人に、心からご冥福をお祈りします。
>サジさん
返信削除こんばんは。コメントのお返事が遅くなっちゃってごめんなさい <(_ _)>
またしても胃食道炎で月曜から瀕死になっておりました w
>「死」は誰の記憶からも消えてしまったときに訪れる
まったくサジさんの言う通りだと思います。
本当にありがとう、サジさん (^ ^) コメント読んで元気がでました。
今、自分で書いた記事読み直しました。……暗いなぁ、私 www