刺しゅう糸の気持ち

私たちの作るものは刺しゅう作品ではないので、

フェルトが主役だとすると、刺しゅう糸は脇役です。

フェルトが勇者だとすると、

刺しゅう糸は僧侶といった感じでしょうか。

なくてはならない存在なのに、控えめなサポート役。

たくさんの特技をもっているのに、

「あなたの色に合わせます」といつだって謙虚。

そんな彼らにもっと目立ってほしいと思い立ち、

刺しゅう糸を主役にした作品を作りました。

25番の一本取りで針目を揃えたたてまつりでは、

やはりフェルトのアクに負けてしまいました。

恐るべしフェルト勇者……。

（本日は刺しゅう糸を応援中）

目立つなら堂々と。

思い切りラフに踊らせてみました。

これで、彼らも喜んでくれたでしょうかね？

なんだか、わが子の晴れ舞台を見守る母の心境です。

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応援してあげて下さい。che-bi wrote＊