2010/06/29

横向きに生きる方法


常に前向きにポジティブシンキングを持って
生きることができたなら、それはとても素敵なこと。
でも、それが困難な時期もあります。
そんな時こそ横向きに。
今日は言葉についてのお話を少し。
(文字を切っただけのフェルト。明日には大変身?)

* * *

悪い意味に捉えられやすい言葉は多々あります。
狡猾、姑息、同情……それから弱音とか。

以前の私は、我慢に我慢を重ね、気づいた時には
コテッと倒れているタイプでした。
今は違います。イタイ、ツライ、すぐ口に出します。
意識的に出すように変わったんですね。
弱音も吐きまくり。
それはあまり恰好の良いことではないけれど、
言葉にすることで肩の荷をおろしたような
軽減された気分になれることに気づきました。
ひとりごとのように、復誦して逆暗示。
自己弁解のつもりではないんです。私にとっては、
自分自身が少しでも楽に生きるための知恵でした。
理解ある家族に囲まれていることも
幸運だったのかもしれませんね。

姑息という言葉はずる賢いイメージがあるけれど、
本来、姑が安息をとる、その場しのぎのこと。
そのように漢字の意味だけを汲み取れば、
弱音もそこまで悪いことではないように思えます。
弱くても音をちゃんと出している。
それが細く小さな音だったとしても、蚊の鳴くような
頼りない声でがんばっている証拠なんです。

前向きになれない時は横を向いたって、
それこそ斜めを見上げたり、後ろを振り返ったっていい。
方向を示す言葉はたくさんあるのだから。
そんな器用にあちこち向ける自分を褒めればいい。
大切なのは、弱さを認めること。
最近よく考えます。
前進するためには、遅かれ早かれ、過去の自分と
なんらかの形で一度は向かい合わなくては
いけない時期が誰にでもあるのかもしれないと。

* * *

常に前向きにポジティブシンキングを持って
生きることができたなら、それはとても素敵なこと。
でも、弱音を吐きまくって
笑顔で朝を迎えられたなら、
それもまたとても素敵なこと。ですね。






持病を多く抱える身としては横向きを許容すること、
堂々と横向きに生きること、それが今の精一杯なのです。
そんなche-biに良かったら応援お願いします。che-bi wrote*

にほんブログ村 ハンドメイドブログ フェルトへ
人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿