兎死すればキリンこれを悲しむ

子供のころ、女性ならば一度はフェルトで

マスコットを作った経験のある人も

多いかもしれない。私もそうだった。

友達と本を片手に手芸屋へ。

たくさんのフェルトの中から色を選ぶのが

とても楽しかった記憶だけがある。

どこへ行ってしまったのか……

今では覚えていないけれど、

初めての作品であったのは確か。

ただ、なんとなく、ひとつ。

その時に作ったウサギに申し訳ない気分。
もっとかわいがってあげればよかった。
ちゃんと思い出のポケットに入れてあげればよかった。


だからこそ今は、ひとつひとつ大切にしたい。
ぬいぐるみのように名前をつけてあげたり、
バッグにつけてお出掛けに連れていってあげたり。


子供のものという印象がまだまだ強いマスコットだけど、
大人になった今でこそわかるものがあったりする。
そして、子供ゴコロも忘れないように
これからもたくさんの仲間たちを
作ってあげようと思います。
che-bi wrote＊

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